創業時の外看板

昭和64年当時の店舗内観

昭和64年当時の店舗外観

平成3年当時の店舗外観

弊社は、昭和39年に現在の福岡市城南区茶山で産声を上げました。酒の美称である神酒（みき）から弊社の社名を頂き、ミキヤ（神酒屋）として創業。それから約50年、酒類販売一筋、地域のお客様と共に地元に密着した営業を続けております。

お酒は、国家の財政を担う担税商品であり、飲めば酔いが回る至酔性のある飲料です。また神饌には欠かせないものである等、わが国の祭祀と深く結びついた伝統飲料であります。弊社は、このようなお酒の持つ特殊性を十分に認識した上で、飲酒運転防止や未成年者飲酒防止などの酒類販売に課せられた社会的要請を遵守して営業を続けております。

私たちが住む日本は、多様な種類の酒が製造されています。これは、世界でも珍しく、日本の多様で変化に富む気候風土や、日本人の気質によるものが大きいと考えられています。それぞれの地方でその風土にあった多様な食文化がるように、お酒も変化に富んだ多様なものが製造されています。特に、日本酒、本格焼酎は我が国発祥の文化の産物であり、世界に誇れるアルコール飲料であります。そして、その酒の良さを消費者の皆様により分かりやすくお伝えすることが、弊社の業務となっております。

現在では、販売のみという殻から飛び出し、酒類を含めた食の総合的な演出を生業とする企業へと羽ばたくこととなりました。これからも皆々様の変わらぬご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。

弊社ロゴは、九州芸術工科大学名誉教授であり天神地下街等の設計者であった建築家の由良滋氏の手により、昭和46年に制作されました。

氏は、都市設計に造詣が深く、天神地下街をはじめ、渡辺通を含む天神地区の再開発のグランドデザインを担当しただけでなく、美術館その他公共施設の設計に多数携わるほどの有名な方である一方、大変気さくな方でした。46年当時、弊社がまだ個人商店であった頃、先代社長がロゴ制作を依頼したところ、氏が弊社の常連客であったこともあり快諾していただき制作にいたりました。

モダンなカタカナに、曲線を多用したロゴは、当時の酒類業界としては大変斬新なデザインであったといいます。また、聞く所によると、当時の制作報酬はお酒の現物支給（ビール？）だったとか。氏の人柄が窺えるエピソードであると共に、弊社も氏の福岡市への想いに負けない自負を持ち、このロゴと共に次世代の福岡市の発展に微力ながら寄与していく次第であります。